退職時の荷物整理は必須

介護職の方が退職をする際には、職場の荷物整理も必要だ。施設によっては、様々な用具などを提供しているところもあるため、これらもしっかり返却することを忘れないようにしたい。そして、個人的な荷物などがある場合には、これらは全て持ち帰ることが大切である。

では、退職時の荷物整理の心構えについてご紹介しよう。まず、デスクなどがある場合には、デスク周りを綺麗にすることが必要になる。パソコンなどを使用している場合にはデータなどもあるため、これらのデータもしっかりと整理していくことが必須だ。次の担当者が使わないデータなどがある場合には、消去しておくことも必要だろう。

また、施設などでは仕事で使う用具などは提供されているケースが多い。「今まで使っていた物だから、これは持って帰ろう」と思われる方もいるだろう。しかし、これらは全て施設の物となるため、退職時にしっかりと返却するようにしよう。鍵やデータなどを預かっている場合には、これらも忘れずに返却することが必要。施設のファイルなどを持ち帰ってしまえば、退職後に訴訟などを起こされてしまう可能性もあるため注意すべきだ。

逆に、私物などがある場合には持ち帰ることが必須。「もう使わないから、置いて行こう」と思ってしまうかもしれないが、新たな担当者にとっては全く不要の場合もあるからだ。返却するもの、持って帰るものをしっかりと区別し、整理をしていくことが退職の際には大切だ。

このように、退職時には荷物の整理も慎重に行っていくことが必要。特に介護利用者に関する資料などは個人情報に関わるものもあるため注意しよう。退職後に訴訟などが起きてしまう前に、施設に関わるものは全て返却するように心掛けよう。